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Pengzi de 雑記帳
中国に関する雑記、備忘や以前すんでいた北京・蘇州の思いでなどなど
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立冬の七十二候は
 一候: 水始氷(水、始めて氷る)
 二候: 地始凍(地、始めて凍る)
 三候: 雉入大水為蜃(雉、大水に入り蜃と為る)
 水も大地も凍り始め、雉を見かけなくなる季節です。


 参考までに白露の日本の七十二候は
  初候:「山茶始開」(つばきはじめてひらく)
  次候:「地始凍」(ちはじめてこおる)
  末候:「金盞香」(きんせんかさく)


~>゜)~<蛇足>~~
 雀は蛤になりますが、雉は大蛤(蜃)になるんですね...
 昔の人の想像力には感心してしまいます。

立冬の画像は百度百科から


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霜降の七十二候は
 一候: 豺乃祭獣(豺すなわち獣を祭る)
 二候: 草木黄落(草木、黄落す)
 三候: 蟄虫咸俯(蟄虫ことごとく俯す)
 狼が捕まえた獣を食べ、草木が色づき落葉し、虫たちは冬眠に入る季節です。


 参考までに白露の日本の七十二候は
  初候:「霜始降花」(しもはじめてふる)
  次候:「霎時施」(こさめときどきふる)
  末候:「楓蔦黄」(もみじつたきばむ)



~>゜)~<蛇足>~~
 秋の最後の二十四節気です。



重陽は九月九日のことです。
九は『易経』の中で陰陽の陽の数になっているので
九が重なる日なので、重陽といいます。

この節句の別名は
登高節、晒秋節、敬老節などといいます。

その由来は
・登高節
 岡や高い建物に登る習慣があります。
 秋の行楽という感じでしょうか。

・晒秋節
 晒秋し収穫した農作物を日乾にすることを指し、
 収穫祭のような意味合いがあります。

・敬老節
 重九=重久に通じ、生命長命、健康長寿を意味することから
 敬老の日ともされてきたそうです。


この日を詠んだ唐詩宋詩(日本でいうところの漢詩)は多々ありますが、
高いところに登ってお酒を飲んでいる場面がほとんどです。
この日のお酒は菊花酒でしょうか...

「九月九日憶山東兄弟」王維


独在異郷為異客 毎逢佳節倍思親
遥知兄弟登高処 遍挿茱萸少一人

独り異郷に在りて異客と為る
佳節に逢う毎に倍親を思う
遥かに知る兄弟高きに登る処
遍く茱萸を挿して一人を少くを
 

重陽の画像「重阳赏菊、饮酒、对弈」は百度百科から


寒露の七十二候は
 一候: 鴻雁来賓(鴻雁、来賓す)
 二候: 雀入大水為蛤(雀、大水に入り蛤となる)
 三候: 菊有黄華(菊に黄華有り)
 鴈が北から群れでやってくる、雀をあまりみかけなくなる、菊が咲く季節です。


 参考までに白露の日本の七十二候は
  初候:「鴻雁来」(こうがんきたる)
  次候:「菊花開」(きくのはなひらく)
  末候:「蟋蟀在戸」(きりぎりすとにあり)


~>゜)~<蛇足>~~
 「雀入大水為蛤」についてですが、
 なぜ雀が蛤になると想像したのかというと、
 寒くなってきたころ、雀を見かけなくなり、同じ時期に蛤がたくさん出てきたので、色柄がにていたこともあり、雀が蛤になったのだろうと、昔の人は考えたのだそうです。
 


寒露の画像は百度百科から


秋分の七十二候は
 一候: 雷始收声(雷すなわち声を收む)
 二候: 蟄虫坯戸(蟄虫戸を坯す)
 三候: 水始涸(水始て涸る)
 入道雲の季節が終わり、虫たちが冬支度をはじめ、田畑の水を落とし収穫を始める季節です。


 参考までに白露の日本の七十二候は
  初候:「雷始收声」(かみなりすなわちこえをおさむ)
  次候:「蟄虫坯戸」(むしかくれてとをふさぐ)
  末候:「水始涸」(みずはじめてかる)


~>゜)~<蛇足>~~
 積乱雲の季節も終わり、本格的な秋到来の季節です。
 秋分まで30℃越えの日がつづくのも温暖化が言われている今日では不思議はないのかなと思います。


白露の画像は百度百科から
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