Pengzi de 雑記帳
中国に関する雑記、備忘や以前すんでいた北京・蘇州の思いでなどなど

写真を見てください。
「牛」という漢字が三つ浮かび上がっています。
「犇」という漢字だと思われます。
... 「犇」 調べてみました。
読みはホン。奔走の「奔」の古字だそうです。
(大修館書店刊『大漢語林』による)
最近になって注目を集めているようですが、
実際は、10年前に発見され、口外されずに今に至ったとか。
場所が場所だけに(山岳地域です)どのようにしてできたのか...
来歴など、いろいろと推測されているようですが、
本当に不思議な風景です。
他にも写真が掲載されています。↓こちら↓をどうぞ!
成都山区现神秘“犇”字形图案 原因成谜

えええ?? 地安門に、24時間営業の書店が開業したんですって?
びっくりといいましょうか、なんといいましょうか....
書店は、中国書店ということで、なんとか落ち着きましたが(^^ゞ
24時間営業の書店ができたのは、北京は地安門の雁翅楼。
600年の歴史がある建物です。
とはいっても1954年に取り壊され、2013年に復元されたものですが...
ちなみに、中国書店は、古典などの書籍を主に扱う歴史ある書店。
この組み合わせだからこそできたんでしょうね。
行ってみたいです(*^_^*)
http://culture.people.com.cn/n/2015/0721/c22219-27334702.html
兔児爺 -老舎 『兔児爺』より
私は落ち着いていることが好きなので、旅行は苦手だ。そのため自然と訪れた場所や見たことのあるものなどは少なくなってくる。兔児爺という玩具についてもいくつも見たことがあるわけではない。
いくらか知っているのは北方のいくつかの街、北平、天津、済南、青島だ。これら四つの有名な街では、秋になると、街頭には兔児爺が並べられる。これは山東の人たちが兔の王と呼んでいる泥人形だ。兔児爺または兔の王は泥で作られている。兔頭人身で、背後に紙で作った旗を挿しているものや、頭上を紙でできた傘で覆っているものもある。種類が多く、精巧にできているものは北平のもので、山東のものは型が少なく、技術も粗雑だ。
泥人形は元々種類が多いのだけれど、丈夫ではないのであまり細かく作られてはいない。子供に買い与えるものであるから、ちょっとぶつけると粉々になるものに誰だって多くのお金を出して買いやしない。兔児爺は泥人形の一種ではあるけれど、売られているのは八月の節句前の半月の間ぐらいで、月餅と同様にその時々の季節のものなので、少し精巧に作られている。そのため子供たちは兔児爺を気軽に卓上に置き、普通のおもちゃにしている泥人形のように気軽に扱うのではなく、ぶつけて壊さないように気を付けて扱う。このように兔児爺は特別な地位を与えられて、一年に一度きれいに街頭に登場するのだ。
中秋がまた来る。北平などの兔児爺はどんな様子だろうか?
老舎 (1899-1966): 北京生まれで、八旗の「正紅旗」出身。
代表作:『駱駝祥子』『四世同堂』『正紅旗下』『龍鬚溝』『茶館』
~>゜)~<蛇足>~~
兔児爺は、中秋のお月見のときに飾る泥人形。
兔の将軍といった感じです。
どんなものかは「泥人形:兔児爺」をご覧ください。
ちなみに今年(2013年)の中秋節(八月十五日)は9月19日です
私は落ち着いていることが好きなので、旅行は苦手だ。そのため自然と訪れた場所や見たことのあるものなどは少なくなってくる。兔児爺という玩具についてもいくつも見たことがあるわけではない。
いくらか知っているのは北方のいくつかの街、北平、天津、済南、青島だ。これら四つの有名な街では、秋になると、街頭には兔児爺が並べられる。これは山東の人たちが兔の王と呼んでいる泥人形だ。兔児爺または兔の王は泥で作られている。兔頭人身で、背後に紙で作った旗を挿しているものや、頭上を紙でできた傘で覆っているものもある。種類が多く、精巧にできているものは北平のもので、山東のものは型が少なく、技術も粗雑だ。
泥人形は元々種類が多いのだけれど、丈夫ではないのであまり細かく作られてはいない。子供に買い与えるものであるから、ちょっとぶつけると粉々になるものに誰だって多くのお金を出して買いやしない。兔児爺は泥人形の一種ではあるけれど、売られているのは八月の節句前の半月の間ぐらいで、月餅と同様にその時々の季節のものなので、少し精巧に作られている。そのため子供たちは兔児爺を気軽に卓上に置き、普通のおもちゃにしている泥人形のように気軽に扱うのではなく、ぶつけて壊さないように気を付けて扱う。このように兔児爺は特別な地位を与えられて、一年に一度きれいに街頭に登場するのだ。
中秋がまた来る。北平などの兔児爺はどんな様子だろうか?
…以下省略

テキストは:
「北京乎」
三聯書店
「北京乎」
三聯書店

老舎 (1899-1966): 北京生まれで、八旗の「正紅旗」出身。
代表作:『駱駝祥子』『四世同堂』『正紅旗下』『龍鬚溝』『茶館』
~>゜)~<蛇足>~~
兔児爺は、中秋のお月見のときに飾る泥人形。
兔の将軍といった感じです。
どんなものかは「泥人形:兔児爺」をご覧ください。
ちなみに今年(2013年)の中秋節(八月十五日)は9月19日です
掃晴娘 -汪曾琪 『私の家』より
雨は相変わらず降り続いている。
従姉は紙を切ってつくった人形を壁に貼り付けた。人形は片手に箕を、もう片手には箒を持っている。
風が吹くと、揺ら揺らと揺れる。
これが掃晴娘だ。
ほんとうに不思議なことに、掃晴娘は一日空を掃き
二日目には少しだったが晴れになった。
汪曾琪 (1920-1997): 最後の士大夫といわれた文人。
~>゜)~<蛇足>~~
中国版てるてる坊主の掃晴娘について調べていたときに出会った文章です。
雨は相変わらず降り続いている。
従姉は紙を切ってつくった人形を壁に貼り付けた。人形は片手に箕を、もう片手には箒を持っている。
風が吹くと、揺ら揺らと揺れる。
これが掃晴娘だ。
ほんとうに不思議なことに、掃晴娘は一日空を掃き
二日目には少しだったが晴れになった。
?年
テキストは:
「北京乎・現代作家筆下的北京(1919-1949)」
三聯書店
汪曾琪 (1920-1997): 最後の士大夫といわれた文人。
~>゜)~<蛇足>~~
中国版てるてる坊主の掃晴娘について調べていたときに出会った文章です。
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