Pengzi de 雑記帳
中国に関する雑記、備忘や以前すんでいた北京・蘇州の思いでなどなど
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西湖より包頭まで 1 上海へ -00
第一章 上海へ
大正十三年甲子8月10日京都駅発、神戸港第3埠頭にて長崎丸に乗り風光明媚の瀬戸内海を航行し、夜12時下関海峡を過ぐ。
両岸の灯光無数の花電車を連ねたごとき、燦然たる夜景に驚き、しばらくは甲板を離れず。
8月11日晴天、午前5時、船は平戸の沖を過ぎ、九時長崎出島の岸壁に横付けとなる。
上陸して市役所に学務課長山田恒治氏を訪い、その歓迎を受け、
シーボルト先生の旧居の跡、崇福寺、大浦天主堂、館内など見物、懐古の情つきず、
最後に大徳寺畔の旗亭にて、山田氏をはじめ女子師範の和田兼、郎氏市立高女の櫻井香織氏、瓊浦中学の岡野章太氏などの支那料理の饗応を受け、席上三校長の渡支談の振るった処をきく。
~>゜)~<蛇足>~~
神戸乗船、旧交を温めつつ、瀬戸内海経由長崎へ。
長崎からはいよいよ、上海に向います。
第一章 上海へ
大正十三年甲子8月10日京都駅発、神戸港第3埠頭にて長崎丸に乗り風光明媚の瀬戸内海を航行し、夜12時下関海峡を過ぐ。
両岸の灯光無数の花電車を連ねたごとき、燦然たる夜景に驚き、しばらくは甲板を離れず。
8月11日晴天、午前5時、船は平戸の沖を過ぎ、九時長崎出島の岸壁に横付けとなる。
上陸して市役所に学務課長山田恒治氏を訪い、その歓迎を受け、
シーボルト先生の旧居の跡、崇福寺、大浦天主堂、館内など見物、懐古の情つきず、
最後に大徳寺畔の旗亭にて、山田氏をはじめ女子師範の和田兼、郎氏市立高女の櫻井香織氏、瓊浦中学の岡野章太氏などの支那料理の饗応を受け、席上三校長の渡支談の振るった処をきく。
~>゜)~<蛇足>~~
神戸乗船、旧交を温めつつ、瀬戸内海経由長崎へ。
長崎からはいよいよ、上海に向います。
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